染料と顔料について

はじめに

よく「染料」と「顔料」の違いってなに？というご質問をいただきます。
固有の色を持つ色素を「色材(しきざい)」と呼びます。
そして色材という分類に含まれる「染料」と「顔料」は上図のようにまったく別のものになります。

比較その1.水に溶かしてみる

染料	顔料
水に溶けています	水に溶けていません

比較その2.生地を染めてみる

染料	顔料
しっかり染まり色落ちしません。 染料には繊維と結びつく性質があります。これを染料の繊維に対する「親和性（しんわせい）」といいます。	色がいっぱい落ちてしまいました。 「顔料」には繊維と結びつく性質がありません。そのため顔料で繊維に色を付けるためには「バインダー」と呼ばれる接着剤のようなものを混ぜて「着色」します。