顔料吸尽染色工程
繊維を特殊な加工剤で前処理することにより染料の手法のように顔料で吸尽着色することができます。染料とは一風違った風合いの着色製品が出来上がります(ただし顔料染めは器具や作業場が汚れます。ご注意ください)。
以下は、その工程です。
前処理 | 吸尽染色 | 後処理 |
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繊維をカチオン化(※1)します。 | 顔料と水で作成した液で着色します。 | 液体バインダー(※2)で顔料を繊維に固着させます。 |
- ※1 カチオン化
- 繊維に+(プラス)の電気を帯びさせることで顔料を繊維に近づきやすくさせる処理。直接染料を定着させる後処理のフィックス処理(Fix処理)と同じ原理。
- ※2 バインダー
- バインダーとは顔料を繊維に固着させるための接着剤のようなものです。今回はアクリルバインダーの「バインダー518」を使用しています。