特徴 |
バット染料と呼ばれる染料に分類されます。 ブルージーンズに使用されている染料で、今では「藍」の主成分を人工的に製造した合成インディゴが一般的に使用されています。 スレン染料と同じように、アルカリ浴で強い還元剤を用いることで染料分子を一旦溶解し、酸化させることによって発色させます。 染着力が弱く、染色を繰り返すことによって濃色を得ます。
※ 上の表はあくまで一般的な評価です。染料によっては強いものもあります。 |
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染められる素材 | 綿・麻・レーヨン・テンセル・キュプラ |
インディゴの染色方法(簡易編)
綿糸をインディゴで染める染色例です。
(1) | インディゴをアルカリ剤で溶かし、 還元剤を加えて濃厚な液を作成します。 |
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(2) | (1)で作成した濃厚還元液を 所定の濃度に薄めます (染液の温度は常温です。 さらにアルカリと還元剤を加えて調整します)。 |
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(3) | 常温のまま糸を染液に浸します。 | |
(4) | 液からあげてよく絞ります。 | |
(5) | 空気に触れて酸化することによって 青色に発色します。 |
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(6) | (3)~(5)の工程を繰り返して 濃い色に染めて完成です。 |